昨日対戦中のこと。
対戦相手の場にプーカの悪戯とIllusions of Grandeur(アイスエイジのドネイトで使われる奴)があり、アップキープにIllusions of Grandeurの累加アップキープの誘発をスタックに乗せられて、プーカの悪戯でそれをこっちに押しつけられた。
その後、Illusions of Grandeurは生贄に捧げられるのか、また経年カウンターは、いくつになるのかでモメたのだが、結局wikiにある『自分がコントロールしていないパーマネントを生け贄に捧げることはできない。もしそのような事態になったならば、単に何もしないだけである。
例:「特定のプレイヤーに特定のパーマネントを生け贄に捧げさせる呪文や能力」がスタックに乗った後、そのパーマネントのコントロールが別のプレイヤーに移動し、その呪文や能力の解決を迎えた場合。 」』の記述から、生贄にされず経年カウンターも増えないということで進行したんだけど、本当にこれは正しいのだろうか。
もし、その判断通りならば、ゴブリンの大砲の効果をスタックに積みまくったとき、コントロールを移した場合、生贄に捧げられず一点も与えられないことになるのだろうか。
また、灰色熊になった幻影の像に怨恨を唱えた後、コントロールが変わった場合、それに怨恨がエンチャントすることになるのだろうか。
なんだか直感的じゃないな。

もう少し詳しいルールを知りたい。

コメント

nophoto
通りすがり
2012年1月6日18:29

CR109.5より抜粋
 遅延誘発型能力を除く誘発型能力の場合には、能力が誘発した時のそのオブジェクトのコントローラーを指す。
CR701.14aより抜粋
 パーマネントでないものや、自分のコントロールしていないパーマネントを生贄に捧げることはできない。
CR702.22aより抜粋
 累加アップキープは、パーマネントに上昇するコストを負わせる誘発型能力である。
 「累加アップキープ:[コスト]/Cumulative upkeep ─ [コスト]」という表記は、
 「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントが戦場にある場合、「経年/age」カウンターを1個このパーマネントの上に置く。
このパーマネントの上にある経年カウンター一つごとに[コスト]を支払ってもよい。そうしなければ、これを生け贄に捧げる」

念のため原文にあたっても累加アップキープ能力の最後の一行は「Then you may pay [cost] for each age counter on it. If you don’t, sacrifice it.」なので、コストを払うのも生け贄に捧げるのも明らかにあなた=能力のコントローラーを指しています。
誘発条件はあくまで「このパーマネントが戦場にある場合」のため、解決前のコントローラーの変更は問題になりません。
また、この能力は対象を取っていないので立ち消えもしません。
プーカの悪戯によって発生源のパーマネントのコントロールを渡しても
誘発した累加アップキープ能力をコントロールしているのは依然として対戦相手のため、実際には
「これの上に経年カウンターを1個乗せる。対戦相手は[コスト]を支払ってもよい。支払わなくても、これのコントロールは対戦相手にないので生け贄には捧げられない。」
このように処理されます。

能力をスタックに乗せた後でコントローラーが変わったゴブリンの大砲はダメージを与え、かつ生け贄に捧げられません。
幻影の像も能力は解決時生け贄が不可能なため無視され、エンチャントされます。
マジックの黄金律として不可能な処理は無視されるためです。(CR101.3)

オラクルからURL貼ろうとしたんですが今は出来ないみたいですね。
お手数ですがソースは調べてみてください。ルール読むの楽しいですよ!

顎無
2012年1月7日14:56

なるほど、経年カウンターが一つ乗るのが正解だったのですね。こんなに詳しくありがとうございます!

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